選択理論心理士のナミです。
「コロナいつまで続くんだ、、」
「我慢がもう限界、、」
コロナ前とは変わってしまった生活にストレスを感じている人、感染への不安を抱いている人はたくさんいます。
私も思い通りにはいかないことがたくさんありましたが、選択理論心理学がとても役立っています。
私が実際にやっている対策を、10回にわたっておおくりしたいと思います。
コロナ禍のストレスは、そりゃもうたくさんあります。
「感染者が増加」となれば、感染対策を強化しなきゃだし、人との接触にもとても気を使うし、働き方も変わるし、イベントや行動も制限されるし・・
芋づる式にあれやこれやストレスが増えていきます。
こんなこと今までなかったよ、気が滅入って仕方がないよ、どうやって乗り越えたらいいの?
選択理論心理学をベースにしたカウンセリング(リアリティセラピー)では、「「変えられるもの」と「変えられないもの」を分ける」ことを重視して、問題解決の糸口を探していきます。
- 過去と他人は変えられない
- 未来と自分は変えられる
- 「変えられないもの」は手放し、「変えられるもの」に焦点を合わせる
選択理論をまだ知らない頃の私は、ストレスや悩みに対して、大きい小さいの区別や緊急度の判断はあったけれど、次からつぎへと溜め放題でした。
そのおかげでストレスの箱はどんどん巨大に・・
「変えられる」か「変えられないか」なんてことは考えたことがありませんでした。
ストレスや悩みを感じたときに、最初にこの整理をすることで、問題が一気に半分になるような気がして気持ちがとても楽になるし、断然問題解決もしやすくなります。
私がストレスを整理した例は、こんな感じです。
- 生きている以上、思いがけない感染は避けられない
- でも、もしもの状況に備えることはできる
- 中止や終了してしまったもの、制限がかけられたものは変えられない
- でも、継続されているものの中からは選べる
- 現実として、権力のある人の決定事項は変えられない
- でも、組織や人にリクエストを届けることはできる
- 流れてくるニュースは変えられない
- でも、ストレスとなる情報を避けることはできる
- 今までと同じ働き方や、人付き合いができない
- でも、やり方を工夫したり変化させることができる
- 「来月こそ」「来年は絶対」と期待しても、状況をコントロールはできない
- だから、最悪の状況も考えつつ、できることを楽しむ
「変えられないもの」を変えようとすることは、ものすごくストレスになります。
「変えられるもの」と「変えられないもの」を分けて整理して、「じゃあどうしようかな」と立ち止まってみると、思った以上に自分には選択肢があることに気がつきました。
おまけにこんな状況なので、何かをしてみようと思ったときには、誰かの協力が必要なことより、自分ひとりでできることの方が取り組むハードルが低いです。
「変えられないもの」はどんどん手放そう。
「変えられるもの」をどんどんやろう。
withコロナ第1回目は「「変えられるもの」と「変えられないもの」を分けてから、自分にできることを選択しよう」でした!
この方法はコロナ禍じゃなくてもとても役に立つので、今後の状況が変わっていっても、ぜひ使ってください。
では、また!
※この記事は、わたし個人の経験を選択理論心理学に当てはめ、見方を変えたり改善対策している一例です。
私たちがコントロールできるのは自分の行動だけだ、と実際に意識し始めると、私たちは自分自身の自由を直ちに再定義し始め、多くの場合、意識している以上の多くの自由を持っていることに気がつく。
『グラッサー博士の選択理論』p548
選択理論心理学で考えてみると?