選択理論心理学では、人の行動を「車」に例えて説明します。行動には、直接コントロールできるものとできないものがあります。ドライバーがハンドルで動かすことができる前輪が「行為」「思考」、前輪の動きについてくる後輪が「感情」「生理反応」です。「行為」と「思考」を変えることで、間接的に「感情」「生理反応」をコントロールすることができると考えます。
全行動
- 行為・・・歩く、話す、微笑む、などの動作
- 思考・・・考える、思い出す、想像する、など
- 感情・・・喜怒哀楽、憂うつ、恐怖、など
- 生理反応・・・頭痛、汗、あくび、涙、動悸、食欲、不眠、など
人の行動は、必ず「行為」「思考」「感情」「生理反応」の4つの要素が同時に動いています。私たちは日常生活や人間関係において、感情や生理反応に振り回され、コントロールを失ったかのように感じることがあります。自分自身をセルフコントロールしていくために、「行為」と「思考」を意識的に変えていくことが効果的です。