選択理論心理学では、遺伝子に組み込まれている基本的欲求があると考えます。これは生まれながらに誰もが持っている欲求で、満たされると幸せ、満たされないと不幸を感じるようにできています。
5つの基本的欲求
- 生存:食べる、寝る、休む、など生き続けるために必要なこと
- 愛・所属:愛し愛されたい、仲間でいたい、ひとりよりグループで行動するのが好き
- 力:達成したい、競争に勝ちたい、人から認められたい、人の役に立ちたい
- 自由:自分で選びたい、人から強制されたくない、自分らしくありたい
- 楽しみ:遊びたい、学びたい、楽しみたい、好奇心を満たしたい
人によって強弱が異なり(1~5の5段階)、生まれてから死ぬまでその強さは変わらないといわれています。私たちが行動するときには、これらの欲求のどれかを満たそうとしています。基本的欲求について学ぶと、自分が求めているものや、得意・苦手としているものに気がつきます。気分が良いときには何が満たされているのか、気分が悪いときには何が満たされていないのか、わかるようになります。