日常で役立つ心理学ブログ~「生きにくい」を「楽」にしよう~誰でも使える「選択理論心理学」

【セルフコントロールvol.3】拘束される時間がつらいよ~自由の欲求~

選択理論心理士のナミです。

「~しなきゃいけない」という考えに縛られて、しんどさを感じることはありませんか?

重要な人間関係だったり仕事となると、自分のやりたいことではなくてもやる必要があったり、自分の限界を越えるようなことを求められることが多々あります。

そんな日常の中のしんどさと、どう向き合ったらいいのでしょうか。

 

私は仕事の都合で、38時間~50時間の長い時間、団体で寝食を共にする必要があるときがありました。

いつもの勤務は定時が決まっていて、親睦会などの飲み会がある日でも10時間くらいです。

「この時間が終わったら自分の時間だ~」となりますが…

 

 

役割的にも幹事や企画側になることが多く、突発的なことにも対応する必要があるので息抜きができませんでした。寝る時間が削られることすらあり、つらいつらいつらい・・・。

思いつめて、出かける前や帰宅中に泣くことが恒例でした(笑)

ですが、選択理論心理学を学ぶことで、「泣く」以外の対処ができるようになりました。

 

選択理論心理学で考えてみると?

「人には生まれつき、遺伝子に組み込まれた「5つの基本的欲求」があります。誰でもこの5種類の欲求を持っており、人によって強弱があります。」

5つの基本的欲求とは

 

私が毎年泣いている原因がわかった「自由の欲求」について説明しましょう。

 

「自由の欲求」の特徴

規則や時間などに縛られたくない 自分の思い通りにしたい 人の意見に流されたくない 自分のこだわりで決めたい 変化を求める

総称すると「強制を嫌い、自分でコントロールできる領域をほしがる」という欲求になります。

このキーワードを見たときに「自分もそう」「必要としている」と感じる場合は、この欲求が強いといえます。

 

私はこの「自由の欲求」が5段階のうち4だということがわかりました。

高いですよね(笑)

だから長時間続けて、プログラムがきっちりあることがきつかったんですね。

(おまけに「愛・所属の欲求」が2なので、団体行動が苦手です。)

だからこそ自分の限界を知って、なるべく自分でコントロールできる領域も作る、そんな意識が必要だと分かりました。

 

 
  • 「気分が暗くなる」「涙がでる」は、欲求充足が上手にできていないサイン
  • 「つらいな」「しんどいな」と思うときは、何の欲求が阻害されているか考える
  • 満たせない欲求があっても、他の欲求を満たすことでバランスはとれる

 

気分が良くないときは、何が満たされていないのか、立ち止まって見直してみる必要があります。

「あ、この欲求が満たされていない」とわかると、それを補うことができますね。

他にも、5つの基本的欲求のバランスを意識して「自分はこれをすることで、何を得ているのかな?」と考えると、案外「ここは楽しい」「ここはやりがいがある」と気づくことがあります。

 

「~しなきゃいけない」と思いながら、めいっぱいやるのはしんどいです。

特に自由の欲求が強い人は、前もって限界を把握して、自由になれる時間も作るように工夫することが大切ですね。

 

私も自分に強制するのではなく、自由にマイペースに書き続けたいと思います。

 

では、また!

 

※この記事は、わたし個人の経験を選択理論心理学に当てはめ、見方を変えたり改善対策している一例です。

私たち一人ひとりは、独特な欲求充足のレベルを持っている。これによって、欲求が満たされているので、欲求の限度を示してくれる。欲求について学べば、気分が悪いときには何が満たされていず、気分が良いときには何が満たされているのか、大体わかるようになる。

『グラッサー博士の選択理論p60』